タイトル:手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法
著者:ミニマリストしぶ
出版社:サンクチュアリ出版
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この本は、私がミニマリストを目指すきっかけになった1冊です。
読み進めるほどに、「手ぶらで生きるって、すごくいいかもしれない」という思いが強くなったのを、今でも覚えています。
著者・ミニマリストしぶさんの体験をもとにした、モノが少ないことのメリットや具体的なエピソードには、
読んでいるだけで「ミニマリストになってみたい」という気持ちが自然と湧いてきます。
中でも印象的だったのは、
「何かを欲しがる気持ちは、見栄(=人からよく思われたい)によるものかもしれない」という視点。
これは本当にハッとさせられました。
しぶさんは、「世間の常識」はもちろん、「自分の常識」すらも疑うべきだと語っています。
たしかに、「自分の常識」も、実は世間の価値観に影響されている可能性があります。
それを過信せず、柔軟に変わり続ける姿勢こそが、自分らしく生きるための鍵なのだと思いました。
そして、誰かや社会が決めた「良いモノ」ではなく、「自分にとっての良いモノ」だけに囲まれて生きることが、
本当の意味で心地よく、穏やかに過ごせる方法なのかもしれません。
なかでも私の価値観を大きく変えたのが、「贈り物」と「恩」に関する考え方です。
共通しているのは、「相手の重荷になるようなことはしない」という姿勢。
贈り物の新ルール
- 処分に困るような“重い贈り物”(例:ハンドメイド、好みでない食器など)は避ける
- 一度あげたら「捨ててもらってOK」という気持ちで渡す(「使ってる?」は禁句)
- 形に残るものより、消耗品やギフトカードを選ぶ
恩の考え方
- 恩は見返りを求めず、相手を縛らないこと
- 「返す」のではなく、「次に回す」のが自然
この考え方を知ってから、贈り物で悩むことがなくなり、人助け後のモヤモヤも激減しました。
本当に、目からウロコでした。
モノを減らしても、ついリバウンドしてしまう…
そんなふうに悩みながら、「今度こそ」と決意している方におすすめの1冊です。