タイトル:マンガでやさしくわかるアサーション
著者:平木典子, 星井博文
出版社:日本能率協会マネジメントセンター
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「言いたいことを言えない」「逆に言いすぎてしまう」
・・・そんなコミュニケーションの悩みに答えてくれるのが、本書『マンガでやさしくわかるアサーション』です。
マンガ形式で事例が展開されるので、とても読みやすく、自分の生活にすぐ置き換えて考えられました。
ここがおもしろかった!
「自分の言いたいことを表現する」だけでは十分ではなく、相手の気持ちと一致するとは限らない。
だからこそ「表現はするけれど、その場にふさわしい方法を選ぶ」という視点が印象的でした。
表現方法はひとつではなく、相手や場面によって選び直すことができる。
これは日常の会話でもすぐに役立ちそうです。
読んで安心した話
- 「気を使って言いたいことも言えないのはおかしい」
- 「意見は変えていい。過去の考えにこだわるのは、自分をないがしろにしているのと同じ」
こうしたメッセージは、自分を抑えすぎることが習慣になっている人にとって、大きな安心になると思います。
過去は変えられないけれど、未来は変えられる。失敗しても責められるのが当然ではない。そう気づくだけで肩の力が抜けます。
クスッと納得したポイント
- 攻撃的な人は「表現が苦手な人」でもある
- 「よくある非合理的な思い込み」は、幼少期からの環境で作られている
こう聞くと、他人に振り回される場面でも「ちょっと歩み寄ってみようかな」と思えます。
個性や価値観の違いを理解しながら、トレーニング次第で少しずつ変わっていける。そんな希望を持てました。
こんな人におすすめ
- 自分の気持ちをうまく表現できない人
- つい我慢してしまう人
- 逆に強く言いすぎて後悔することが多い人
自分も相手も大切にする伝え方を知りたい人に読んでほしい一冊です。