早く始めた人から将来得をする『一生折れない骨をつくる強骨みそ汁』

タイトル:栄養整形外科医の 一生折れない骨をつくる「強骨みそ汁」
著者:大友通明
出版社:青春出版社

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この本は、整形外科医である著者が、薬に頼らず食事から骨を強くする方法を提案する一冊です。
100歳になっても骨折しない身体を目指すための、具体的かつ実践的なアプローチが詰まっています。

特に、高齢者の骨折は深刻です。
骨が折れただけでも、手術のリスクや長期療養による体力の低下、さらには認知症の進行や介護の必要性など、多くの問題を引き起こす可能性があります。
そのため、年齢を重ねるほど「骨折しない体づくり」が重要になってきます。

加齢そのものは避けられません。
だからこそ、若いうちから“良質な骨”を育てる生活習慣を身につけておくことが、将来の備えになるのです。

著者は、「薬で骨密度を増やすよりも、日々の食事で必要な栄養素をしっかり摂る方が、効果がある」と述べています。
また、カルシウムだけでは骨は強くならないというのも印象的でした。
骨の材料となる栄養素はもちろん、骨を支える筋肉の栄養も意識することが大切とのこと。

本書のタイトルにもなっている「強骨みそ汁」は、そんな考えに基づいたレシピのひとつ。
そのほかにも、各栄養素の役割や効果的な摂り方が詳しく紹介されており、食事から健康を整えたい人にはぴったりです。

また、筋トレ好きな人にもおすすめです。
筋肉と骨は密接な関係にあるため、筋トレの効果を最大限にするためにも、正しい栄養を知っておくことは大きな武器になります。
著者自身の体験談も交えながら語られるので、よりリアルで納得感があります。

さらに後半には、日常動作に組み込める手軽な筋トレのアイデアも掲載されています。
運動不足を感じている方でも、気負わず始められるヒントが満載です。

年齢を重ねても骨折と無縁でいたい方、健康的に筋肉を育てたい方、食事から体づくりを始めたい方、そんなすべての人におすすめしたい一冊です。

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